「アリサ」
一礼して去ろうとした瞬間に呼びとめられてしまった。
「その……。仕事、たくさんあるのかな?」
「二、三ございますが、どれも急ぎではございません。何かご要望がございましたら、すぐにいたしますが」
「だったら、いっしょにいてくれないかな?」
「はい?」
「あ、いや、その……。書庫は、どうも怖くてね。一人っきりだと不安になってしまう」
一礼して去ろうとした瞬間に呼びとめられてしまった。
「その……。仕事、たくさんあるのかな?」
「二、三ございますが、どれも急ぎではございません。何かご要望がございましたら、すぐにいたしますが」
「だったら、いっしょにいてくれないかな?」
「はい?」
「あ、いや、その……。書庫は、どうも怖くてね。一人っきりだと不安になってしまう」

