僕は花の色を知らないけれど、君の色は知っている

どうやってこの〝halo〟のアカウントが私のものと気づいたかは知らないけど、きっとそう。

だとしたら同じ高校に入ったのは偶然ではなかった?

私はSNSで、〝くろすけ〟に青里高校を受験すると教えていた。それに以前、天宮くんの学力は最難関の明城高校レベルだという噂を聞いた。

青里高校は、明城高校レベルの人が行くような高校ではない。

『ずっと気にかかってたんだ。だけど声をかける勇気がなくて』

いつかの天宮くんの声が耳によみがえる。

優しい天宮くんは、中学のとき私に声をかけれなかったことを後悔していて、〝くろすけ〟になって私の心に寄り添い、同じ高校に入学したの……?

彼の強すぎる優しさが、あまりにも深く胸に刺さって、私のすべてを震わせた。

これまでの感情が一気にあふれ出てきたかのようにぶわりと涙が浮かび、とめどなく頬を流れていく。