僕は花の色を知らないけれど、君の色は知っている

そしてだんだん、お母さんを憎むようになる。

こんな自分勝手な人から生まれたのだから、子供も自分勝手になるのは当たり前。だからみんなに嫌われた。

ぜんぶ、親のせいだ。

だけど、心のどこかでは分かっていた。

私は何かのせいにして、本当の問題から目を背けようとしているだけだ。

本当の問題……それは、自分自身。

私はどこまでも役立たずで、親不孝で、世の中のはみ出し者。

灰色の世界に、どぼどぼと、より深く沈んでいく。

取り乱していた時期を過ぎると、お母さんは次第に落ち着いてきて、無理に学校に行きなさいとは言わなくなった。

私を病院に連れて行ったり、引きこもりにならないように週末にはいろいろなところに連れて行ったりした。

フリースクールのパンフレットなんかを取り寄せて、学校に行けなくても大丈夫な方法も探していたようだ。