誰にも理解されず、腫れもの扱いされ、声を出すことなく助けを求めている子たちが。
だけど山西くんに再会したことで過去に引きずられている今は、そんな気持ちは薄れていた。
誰かに知ってもらったからといって、どうなんだろう?
結局、弱い人間は弱いままなんだから。少し前向きになったとしても、もともとの弱さが原因で、すぐに心が折れてしまう。
這い上がることなんて無理なんだ。
私が今、そうであるように……。
「こういうのを嫌がる子もいるので強要はしません。秘めてきた自分の心の内側を赤裸々に語るわけですし」
答えあぐねていると、先生がそう言った。
戸惑っている私に気づいてくれたのかもしれない。
「締め切りまでまだ時間がありますから、考えておいてください」
「……はい」
とりあえず保留にしたものの、私の中で、ほぼ答えはもう決まっていた。
スピーチ大会なんて、出られるわけがない。
――何者かになりたい。
そんなふうに思っていたあの頃を、滑稽に感じる。
だけど山西くんに再会したことで過去に引きずられている今は、そんな気持ちは薄れていた。
誰かに知ってもらったからといって、どうなんだろう?
結局、弱い人間は弱いままなんだから。少し前向きになったとしても、もともとの弱さが原因で、すぐに心が折れてしまう。
這い上がることなんて無理なんだ。
私が今、そうであるように……。
「こういうのを嫌がる子もいるので強要はしません。秘めてきた自分の心の内側を赤裸々に語るわけですし」
答えあぐねていると、先生がそう言った。
戸惑っている私に気づいてくれたのかもしれない。
「締め切りまでまだ時間がありますから、考えておいてください」
「……はい」
とりあえず保留にしたものの、私の中で、ほぼ答えはもう決まっていた。
スピーチ大会なんて、出られるわけがない。
――何者かになりたい。
そんなふうに思っていたあの頃を、滑稽に感じる。



