君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜



「え?・・・あ、いや、別に。なんで?」


「なんか、楽しそうだなって思って」


「っ、・・・・・・あー、キモいよな」


「え?キモいなんて、全然。そんなことないよ」


十也くんは急に、いつものクールさを取り戻した。


「・・・なぁ、鈴、飯食って帰らね?」


めし・・・一緒にご飯ってこと?


二人でってことだよね・・・


さすがに二人きりは・・・



「あー、じゃあ蘭ちゃんも誘う?」


思い切って提案してみた。