学校に着いた。校門の辺りが騒がしい。女子の悲鳴が聞こえた。


「Gでもいるのかな?」


ケバい女子達が何かに群がっていた。覗いてみると


「うわあ、イケメン!」


そこには5人組のイケメンがいた。顔面国宝級だ。


かっこいいな。でも私には関係ない。私の心には響かない。



平穏で目立たない学校生活を送れればそれでいい。



私はすぐに教室に向かった。



その姿を見ている人たちがいるとも知らずに。


「へえ、俺たちの顔を見て無反応なんて。珍しいな〜。面白い!」


その人達と関わるのはもう少し先の話。