誰が聞いても美しいと感じる 『雪』が羨ましかった。 あの子に『雪くんと』優しく呼んでもらえる天沢が羨ましくてしょうがなかった。 あの日からずっと 一度でいいから あの子に『墨』と、名前を呼ばれてみたかった。