「食べますか?」
「え、いいの!?…じゃなくて、小鳩が食べなよ!私ももらったし!」
「あまりに見られていたので欲しいのかと」
「ごめん、それは見てた…」
どうぞと目の前に出されて、出されちゃったらまぁ食べるしかないし、てゆーか食べたいし。
半分に輪切りにされたひとつをフォークに刺して、もうひとつは小鳩に返した。
「小鳩も食べてよ」
「頂きますよ、美味しそうなみかんですし」
なんかその言葉は意外で。
そんなことも言えるんだと思っちゃった。
ばぁーちゃんのみかん、なんて言われたらちょっとグッと来ちゃうもんね。
チョコレートを半分くらいみかんに付けた、その方が可愛く見える気がして。
そーゆうお菓子あった気がするし。
小さなみかんは一口でパクッと口に入った。
「わ~~~っ、めっちゃおしいね!そらぴょんのおばあちゃんが作ったみかん!」
甘かった、チョコレートつけなくても十分甘くておいしいみかんだった。
「やばっ、普通にもっとみかんが食べたい!チョコレートいらないかも!」
それぐらい甘くて、興奮しちゃった。
でもこれが瞬時に失敗だったと気付いた。
「あ、ごめんっ」
「なんで謝るんですか?」
「え、だって小鳩がせっかく作ってくれたのに…っ」
否定してるみたいになっちゃった。
チョコレートも牛乳も貸してくれて、嫌な気持ちにさせちゃったかも…
「これだけ美味しいみかんを作るのはそれだけ手が込んでるということですから、1番美味しい食べ方をするのが最善かと思います」
小鳩もみかんを食べ終わっていた。
カカオからチョコレートを作ろうとする小鳩だから、おばあちゃんの気持ちもわかるんだ。
「俺のばぁーちゃんみかん作るプロだからな!」
ずっとチョコレートを食べる手が止まらないそらぴょんが自慢げにふふっと笑った。
「え、プロ?って?」
「ばぁーちゃん家、みかんやってんの!これは余った傷ありのみかんだけど味はうまいだろ!」
「えーーーー!?そうなの!?そりゃおいしいはずだよ!」
「ばぁーちゃんの作るみかんは世界一だから!」
いつものダブルピースを決めてにこにこと笑ってる、そんなそらぴょんの話を珍しく小鳩は興味ありげに聞いていた。
おばあちゃんのみかんはそんな効果もあるんだ。
「え、いいの!?…じゃなくて、小鳩が食べなよ!私ももらったし!」
「あまりに見られていたので欲しいのかと」
「ごめん、それは見てた…」
どうぞと目の前に出されて、出されちゃったらまぁ食べるしかないし、てゆーか食べたいし。
半分に輪切りにされたひとつをフォークに刺して、もうひとつは小鳩に返した。
「小鳩も食べてよ」
「頂きますよ、美味しそうなみかんですし」
なんかその言葉は意外で。
そんなことも言えるんだと思っちゃった。
ばぁーちゃんのみかん、なんて言われたらちょっとグッと来ちゃうもんね。
チョコレートを半分くらいみかんに付けた、その方が可愛く見える気がして。
そーゆうお菓子あった気がするし。
小さなみかんは一口でパクッと口に入った。
「わ~~~っ、めっちゃおしいね!そらぴょんのおばあちゃんが作ったみかん!」
甘かった、チョコレートつけなくても十分甘くておいしいみかんだった。
「やばっ、普通にもっとみかんが食べたい!チョコレートいらないかも!」
それぐらい甘くて、興奮しちゃった。
でもこれが瞬時に失敗だったと気付いた。
「あ、ごめんっ」
「なんで謝るんですか?」
「え、だって小鳩がせっかく作ってくれたのに…っ」
否定してるみたいになっちゃった。
チョコレートも牛乳も貸してくれて、嫌な気持ちにさせちゃったかも…
「これだけ美味しいみかんを作るのはそれだけ手が込んでるということですから、1番美味しい食べ方をするのが最善かと思います」
小鳩もみかんを食べ終わっていた。
カカオからチョコレートを作ろうとする小鳩だから、おばあちゃんの気持ちもわかるんだ。
「俺のばぁーちゃんみかん作るプロだからな!」
ずっとチョコレートを食べる手が止まらないそらぴょんが自慢げにふふっと笑った。
「え、プロ?って?」
「ばぁーちゃん家、みかんやってんの!これは余った傷ありのみかんだけど味はうまいだろ!」
「えーーーー!?そうなの!?そりゃおいしいはずだよ!」
「ばぁーちゃんの作るみかんは世界一だから!」
いつものダブルピースを決めてにこにこと笑ってる、そんなそらぴょんの話を珍しく小鳩は興味ありげに聞いていた。
おばあちゃんのみかんはそんな効果もあるんだ。



