「…柳澤さん」
「……なに?」
「いつの話してるんですか?」
「えっ!?」
ぐちゃぐちゃの顔で小鳩を見上げると、眉間にしわが寄っていた。
それもなんかよく見る光景だった。
「ちょっ、その顔っ」
「僕言いませんでした?」
「?、何を…?」
涙を拭くことも諦めた私に、柔らかい表情を見せる小鳩はいつもより優しい瞳をしていた。
「“好きでした”って、言いましたよね?」
「……。」
「もう終わってました。あの時にはもう、自分の中では区切りは付いてました…柳澤さんにはお見苦しい所をお見せしてしまって非常に反省しておりますが」
「…それは全然あれだけど」
小鳩が視線を下に向けた。
どこを見てるのか、ただ何もない廊下を見て。
「終わった時、全部なくなってしまう気がしました。空っぽになるような…、でも実際は終わった後の方が満たされていました」
静かで、
落ち着いてて、
でも温かい、
そんな話し方…
それが余計に私の涙腺に響く。
「きっとその前から僕の中には存在してたんですね、気付かないうちに…ずっと勇気付けてくれた事に助けられていたんです」
小鳩が顔を上げた。
優しい瞳と優しい表情で私を見てる。
「最初は本当鬱陶しいなって思ってました」
「…。」
「…でもいつでも笑ってて、明るい声がいつしか心地よくなって。あの時…散らばったチョコレートを拾ってくれた時、救い上げてくれるような気がしたんです」
私の耳に届く言葉に胸が熱くなって何も言えなくて、小鳩の顔を見たらまた涙が止まらなくて。
そんな風に思ってくれたの?
私の気持ち届いたの?
あの時拾ったチョコレートは小鳩の気持ちだったよ。
「……なに?」
「いつの話してるんですか?」
「えっ!?」
ぐちゃぐちゃの顔で小鳩を見上げると、眉間にしわが寄っていた。
それもなんかよく見る光景だった。
「ちょっ、その顔っ」
「僕言いませんでした?」
「?、何を…?」
涙を拭くことも諦めた私に、柔らかい表情を見せる小鳩はいつもより優しい瞳をしていた。
「“好きでした”って、言いましたよね?」
「……。」
「もう終わってました。あの時にはもう、自分の中では区切りは付いてました…柳澤さんにはお見苦しい所をお見せしてしまって非常に反省しておりますが」
「…それは全然あれだけど」
小鳩が視線を下に向けた。
どこを見てるのか、ただ何もない廊下を見て。
「終わった時、全部なくなってしまう気がしました。空っぽになるような…、でも実際は終わった後の方が満たされていました」
静かで、
落ち着いてて、
でも温かい、
そんな話し方…
それが余計に私の涙腺に響く。
「きっとその前から僕の中には存在してたんですね、気付かないうちに…ずっと勇気付けてくれた事に助けられていたんです」
小鳩が顔を上げた。
優しい瞳と優しい表情で私を見てる。
「最初は本当鬱陶しいなって思ってました」
「…。」
「…でもいつでも笑ってて、明るい声がいつしか心地よくなって。あの時…散らばったチョコレートを拾ってくれた時、救い上げてくれるような気がしたんです」
私の耳に届く言葉に胸が熱くなって何も言えなくて、小鳩の顔を見たらまた涙が止まらなくて。
そんな風に思ってくれたの?
私の気持ち届いたの?
あの時拾ったチョコレートは小鳩の気持ちだったよ。



