この星に生まれた、何よりも誰よりも。

 いつも助けてもらってばかり。

 いつも何かをもらってばかり。

 いつも......私に笑顔を受けてくれる人たちに、何もあげられない......私が嫌いだった。

 ダメだよ......そんなことされたら、私......みんなに......みんなのために何かできてたり、するのかなって......勘違いしちゃうよ......?

 私は、私を探してくれた......


 『——氷空? 氷空だよね? 絶対、氷空だ!』

 『ひさしぶり。............やっぱかなわないな、美弥には』


 美弥だって......


 『氷空............っ?』

 『疾風も全然変わってないね?』


 疾風だって......

 
 『おにい、ちゃ......ん......』
 
 『氷空!』

 
 お兄ちゃんさえも、守れないような人なのに......。

 私......また、みんなを巻き込んで......あの時みたいに、なっちゃうかもしれない............。

 今日、あの時の話をしたからかな。

 あの時のことが..................どうしても、鮮明によみがえってしまう。

 ダメなわけじゃないけど......美弥と疾風と、お兄ちゃんを忘れたら、本当にいなくなってしまうって......分かってるけどっ......。

 思い出すことが、鮮明にわかってしまうことが、ダメなわけじゃない。

 でも............不安に、なってしまう。

 もし、陽詩が......大空と翼皐が......舞那が、煌貴が......来夢が、琉宇が、時円が............。

 星が......あの時みたいに、なってしまったら............。

 そう想像しただけで、怖くなる。

 行かないで、って言ってしまいそうになる。

 みんなは笑顔で、死なないって言ってくれたけどっ............。

 だから、大丈夫だって......分かってるのに、引き留めて、止めてしまいそうになる。

 行かないで、ってっ......。

 行くのは、私だけで十分だからって......。

 怖くなって、自分が情けなくなって、震えが激しくなり始める。

 やだっ......やだ、いやだ......。