この星に生まれた、何よりも誰よりも。

「大丈夫?」

「え......」



 いつも通り......私がみんなから離れる前みたいに話しかけてくる来夢に驚いた。

 なんで......。



「あ、だ、大丈夫だよ」

「そっか、よかった。言っとくけど、隠さないでよね。ちょっと待ってて、みんな呼んでくる!」



 そう残して、来夢は部屋の外にいってしまった。

 え、ええ......

 そう思ってしまうけど、それはたぶん私を気遣ってくれたんだと思う。

 やっぱり、みんなは優しいなぁ......と、もうすでに分かっていることを改めて実感した。

 

「..................あっ、氷空。本当に起きてたんだ。来夢の噓じゃなかったんだね」

「噓つかねぇよ⁉ 少しは信じろや!」

「............起きてそうそう、悪いな」

「あ、おはよう。ひ、久しぶり............」



 来夢に続いては言ってきた、琉宇(るう)時円(じん)に返事をする。

 こっちも、前までと一緒の態度......。

 みんなの気遣いに、胸がほっこりする。

 あったかいなぁ......。

 この暖かさを、ぬくもりを、笑顔を絶対に忘れてないんだよ。

 私、やっぱりみんなと一緒にいたいなあ。

 そんなことを思っていると、あせった感じの声がした。

 

「——氷空っ!」



 私の名前を呼ぶか彼の声がして、扉に視線を向ける。

 そこには、(ひかり)がいた。

 私も、みんなみたいに相手のことを考えられるようになりたいな......。

 平常心、平常心......。

 ......いつも通りに......。

 

「ひ、ひか......お、おはよっ」



 そういうと、フワ......と空気が揺れて、ぬくもりが伝わる。

 私......抱きしめられてる?

 どきどきと、心臓が大きく脈打つ。



「ひかり......?」