この星に生まれた、何よりも誰よりも。

「えー、じゃあ、来夢に琉宇に、時円ね。よろしくね~」



 名前を言って、そういいなおした。



「......あっ。そうだ」

「? なんかあるの?」



 何かを思い出したように声を上げた来夢。



「自己紹介。こいつはしてなかったよな?」



 そういって、群青色の瞳の男の子を指さした。

 確かにやってないね。



「こいつは~、かぐ」

神楽(かぐら) (ひかり)

「おいっ、おれが言おうと思ってたのに何でいうのよ⁉」

「お前がしきってる感じになってるから」

「そうなんや! ありがとう‼」

「............遠回しにうるさいって言われてるよな?」

「うん、言われてる」



 コントを繰り広げる二人を横目に見ながら時円が話しかけてきた。

 時円の考えに同意した私。