あきれた目で時雨を横目に眺めながら、俺は仕事仕事。

 書類にハンコを押して——宿題を丸つけて——明日の授業の内容と、テストの点数を確認して——。

 校長でもあるから、学校の会計をして——見回りもして——時雨をなだめて——......。

 っていやいやいやいや!

 何でおれが時雨をなだめるんだよ⁉

 おかしいだろ!

 時雨仕事してないのに⁉

 俺はしてるのに‼

 おかしくないか⁉

 すると、時雨がすごい勢いで起き上がり、すごいスピードで仕事をし始めた。

 たんまりと合った仕事を次々と片付けていく。

 俺が目を見開いて凝視していると、時雨は仕事を終えて、また長い長い溜息をついた。



「......はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ————......」

「おい、ため息と魂が同時に出てきそうだぞ大丈夫か」

「はあぁぁぁぁああ————......」



 話にならない。

 もうほんっと―に何なんだ、こいつは‼