この星に生まれた、何よりも誰よりも。

 このぬくもりを、温かさを、私に向けてくれる笑顔を、失いたくないって思ってる。

 嫌われたくない。

 失いたくない。

 嫌いって、言われたくない。

 嫌われるのが、こわい。

 確かにそうだ。

 そうだけど、それよりも怖いのは............

 みんなが、生きていてくれないこと。

 私にじゃなくて、私以外の誰にも、ぬくもりを、温かさを、笑顔を向けてあげていられないこと。

 ............お兄ちゃん。

 いきなりだけど、ごめん。

 守れなくてごめん。

 死なせてごめん。

 助けられなくて、ごめん。

 約束を、守れなくてごめんなさい。

 お兄ちゃんにできなかった、ことを。

 私の、大切にしたい人に............私が、生きていてほしいって思える人たちに、してあげてもいい?

 何も答えてくれない。

 写真の中のお兄ちゃんは、ただほほ笑むだけ。

 それでも、なぜか。

 私には、いいよって言ってくれてる気がした。

 いいよ。

 してあげてもいいよ。

 私は間違ってないって、お兄ちゃんが言ってくれた気がした。