がた、と音を立てて席に座る彼。
怒ってる......?
「君、すごいね~」
「えっ......?」
すぐ横から声がして、驚いた。
だ、誰かな......。
ふと、小さく光った藍色のチャームが目に入った。
きれいなチャーム......。
藍色の丸い形のチャームに、キラキラと金色が星のように散らされている。
ひとつだけ、流星のようにすう、と流れている金色。
とってもきれいで、思わず見入ってしまった。
「............へーき?」
小さく響いた声にハッとする。
声をかけてくれたのが前にいる男の子だと気づく。
「平気だよ。ありがとう」
そういって、小さく笑った。

