あれから、2日後。



「ちょ......」



 私はお屋敷を前に、目を向いていた。

 ことが起こったのは、数十分前......。



『心空、ちょっと来て!』

『えっ?』

『いいから!』

『どっ、どこいくの............⁉』



 (ひかり)琉宇(るう)来夢(らいむ)時円(じん)に連れていかれそうになっていると、



『ちょっと—っ‼』

『心空を独り占めしたりするなー!』

『こっちこい』

『そっち行くとだまされんぞ、詐欺だ』



 陽詩(ひなた)大空(つばさ)翼皐(つばさ)舞那(まな)煌貴(こうき)がそう言いだし......
 
 結局、いつもの話し合いになり、星の『場所かえんぞ、ついてこい』という一声で歩き出した。



『ちょっ、いいの⁉』

『いい』

『なんで......』

『そのほうが、心空も楽しいと思った、だけだ』



 そんな会話をしていたとはつゆ知らず。

 星についていき..................

 現在。

 私たちは、大きなお屋敷の前に立っています。

 っていうか、たかっ!