この星に生まれた、何よりも誰よりも。

「だから、さ? 人が信じれなくても、自分を信じてくれてる人を、否定しないで」

「なんなのおまえ。上から目線。ウザいんだけど」



 うわあ、まさかそうくるとは......。

 結構本気でまじめに言ったんだけど......⁉

 有難迷惑も、結構手がかかりそうだ。

 大空、翼皐ごめん。

 有難迷惑、失敗するかも............。



「............、......でも、」

「うっさい、でてけ」



 ほっとけないよ......。
 
 初めて、彼の瞳を見たとき、とてもきれいで、燃えているような美しい赤色だと思った。

 でも、その瞳には寂しさも混じっていたけど、苦しいって気持ちも、混じっていたんだ。

 燃えるような、熱い情熱の色に。

 気づいてないかもしれないけど、確かに混じってたんだ。確かに見えた。

 有難迷惑だけど、やったから、最後までやるよ。

 小さく、こぶしを作った。

 力を入れて、握る。

 

「......裏切るの」

「......っは?」

「裏切られるのが、嫌われるのが、必要とされなくなるのが怖いから、裏切るの?」

「......っ、」



 ごめん。

 私には、彼を挑発して、本音を引きずり出すくらいしかできない。

 引き出されたくない本音かもしれない。

 許して、なんて言わないけど、誰にもしゃべらない。

 それだけ? って、思われるかもしれない。

 嫌われるかもしれない。

 必要とされなくなるかもしれない。

 確かに、これは有難迷惑だけど、でも——......!