この星に生まれた、何よりも誰よりも。

「ほんとーに、そう思ってんの?」

「............オレいう必要なくね?」

「いいから答えて」

「はいはい」



 桐谷くんがめんどくさそうに返事をして瞳を閉じる。

 赤茶の髪がさらりと彼の瞳の上をなびく。

 けだるそうに、口を開いた。



「思ってんけど。それが何?」



 それが、何............?

 消えてもいいって、思ってるってこと?

 自分を信じて、自分が信じるようになるまで待っていてくれる人が?

 大空と、翼皐......が......?

 

「自分を信じてくれてる人が、消えてもいいの......?」



 はっ、と笑みを漏らす。

 そして自虐的にほほ笑んだ。



「そんな奴、オレにはいねーよ」