この星に生まれた、何よりも誰よりも。

「......ねぇ? なんでダメなの?」

「......」

「少しくらい、人を信じたら?」



 私は導火線に火をつけた。

 気配がトガる。

 彼から私に向けられた瞳は、とても冷たくとがっていた。



「............あ?」



 威嚇でもするかのような声。

 こんなんで、私がおびえて逃げていくって思ってんのかな?

 ちょっと舐めないでほしい。

 いや、めちゃくちゃ舐めないでほしい。

 私これでも、けんかはやってるし、強いやつとも戦ってるし、勝ってるんだけどなぁ。

 とがりにとがった冷たい視線を受け流して、火は導火線を燃やし、飲み込んでいく。

 大空、翼皐。

 有難迷惑かもしれないけど、このくらいはやらせてね。

 こんくらいなら、......やってもいいよね?

 

「信じるとか信じないとかウゼー。なにあんた」

「私? 奇打(きうち) 心空。転校生」



 私が答えた途端、乾いた笑みをもらした桐谷くん。

 負けないし、私はあきらめ強い。

 ごめん、気のすむまで関わらせてもらうから!

 学校中、そのために探したんだからね!