この星に生まれた、何よりも誰よりも。

 扱われ方に少しびっくりしたけれど、とても大事な人だということが伝わってきた。

 きっと、仲良しなんだろうなあ......。



「おい、聞いてんのか」



 ていうかさっき、重要なこと言ってたよね?

 もう一度頭の中で、さっき言われたことを思い描いた。

 『......悪い。女嫌いなだけで、愛想がないんだ』

 そっか、そうだよね。

 ......女嫌い......。

 たぶん、この空いた四つの席は彼らのなんだろう。

 四人だし。

 女嫌いなら、自分たちの班に女の私がいるのは嫌なはずだ。

 でも.....。



「新しい席ができたら、そっちに移るので今はここにいてもいいですか......っ?」