この星に生まれた、何よりも誰よりも。

 頼んだスイーツが来るのを待ってる間、りいとお話をする。

 りいのこと、少しでもひんやりした気持ちになったことを申し訳なく思った。

 そう言えば、なんで私はあの時チクっと胸が痛んだ気がしたんだろう?

 自分で自分の感じたことに疑問に思って、まだ熱い紅茶の入っているティーカップをコトリ、とテーブルに置いた。

 

「——お待たせしました」



 そんな声がして視線を上げると、テーブルにかたり、スイーツが並んだ。

 といっても、私とりいの分、2つだけなんだけど。

 意識してもないのに、「わぁっ」と感嘆の声を上げてしまう。

 私が頼んだのは、夕焼(ゆうやけ)・パンケーキセット。

 3枚の手のひらサイズの厚いパンケーキに、とろりと流れるメープルシロップ。

 3つのうちの一つだけに乗っているバターは、お星さまの形。

 夕焼け空みたいな淡いオレンジ色のお皿に、ふわりと乗っかっている一握りくらいのクリーム。

 お星さま形に切られたイチゴが、そのクリームの上にやさしく沈み込んでいる。

 りいが頼んでいたスイーツを見て、これまた「わぁっ」と声を上げてしまった。

 りいが、そんな私を見てにこにこと嬉しそうに笑う。

 りいが頼んでいたのは、ひだまり・シフォンケーキセット。

 きれいにこんがりと色のついたきつね色。

 大きなドーナツ型のシフォンケーキの4分の一にカットされたシフォンケーキの隣に、クリームがたっぷりとついている。

 シフォンケーキの上には、イチゴ、ブルーベリーなどのフルーツがのっかっていた。

 さらには、そのシフォンケーキの上をお日様が走り抜けたように掛けられているはちみつ。

 

「おいしそうでしょ? 味も、あたしが知る中でさいこーだよっ」

「うん、すっごくおいしそう......!」



 そううなずくと、「ここ、心空ちゃんにぴったりだなって思ってさ」と、りいがうれしそうに話す。