この星に生まれた、何よりも誰よりも。

 そう聞き返せば、「何でもない~」と言われるだけだった。

 

「あ、ほらいかなきゃ! みんな待ってるよ」

「......へ? みんな?」



 陽詩につれて立ち上がり、教室のほうへ行こうとすると、陽詩がそんなことを口にした。



「うん? だってみんなで探したんだよ?」

「......んん?」



 私は眉を静かにひそめた。

 そして静かに聞き返す。



「みんな......って、陽詩だけじゃなかったの?」

「え? いや、大空と翼皐と、舞那とー......あと、合河サン、浦嶋サン、あと祠サン、神楽サン」



 最後の4人は、来夢と琉宇と時円と神楽くんのこと、だよね?

 いやいやいや、まっさかー......。

 さすがに、3人はわかるけど......神楽くんが、私のこと探すわけなくない?

 

「心空ったらー。すっごいモテモテじゃ~ん」



 陽詩がおどけた風にそう言って、首をかしげた。



「もてもて?」



 もてもて?

 どういうこと? 何の話?

 まあ確かに、陽詩はモテモテだけれでも............。

 

「あ、心空ってそういうの鈍感な感じ?」