俺はその日から、彼女の、その女の姿が目に焼き付いて離れなかったんだ。
◆
「......めんどくさいことになったぞ」
「は?」
放課後、俺は時円のほうへ視線を滑らせた。
ここは、俺らのたまり場。
というか、屋敷。
興味はないが、親が大企業の社長。
屋敷なんて簡単に用意できる。
そこの屋敷の、幹部室。
そこで、時円はとてつもなく急にそんなことを言ってきた。
「え? なになに、なんかあったんか⁉」
「......................どうしたの」
来夢と琉宇も気になったのか、少し前のめりになっている。
時円は重々しげに口を開いた。
「とにかく、めんどくさいぞ。......明日、学校に“月殺”が、攻めてくるらしい」
「うわ‼ めんどい!」
「..................めんどい、うざい」
何騒いでんだ、こいつら。
騒いでいるこいつらをシラーっと見つめる。
「迎え撃たないとな」
「いつ?」
「明日の2校時目だ」
そんな会話を上の空で聞きながら、あの女がこれ聞いたらどう思うんだろうか、と意味不明なことを自分で考えていた。
◆
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「......めんどくさいことになったぞ」
「は?」
放課後、俺は時円のほうへ視線を滑らせた。
ここは、俺らのたまり場。
というか、屋敷。
興味はないが、親が大企業の社長。
屋敷なんて簡単に用意できる。
そこの屋敷の、幹部室。
そこで、時円はとてつもなく急にそんなことを言ってきた。
「え? なになに、なんかあったんか⁉」
「......................どうしたの」
来夢と琉宇も気になったのか、少し前のめりになっている。
時円は重々しげに口を開いた。
「とにかく、めんどくさいぞ。......明日、学校に“月殺”が、攻めてくるらしい」
「うわ‼ めんどい!」
「..................めんどい、うざい」
何騒いでんだ、こいつら。
騒いでいるこいつらをシラーっと見つめる。
「迎え撃たないとな」
「いつ?」
「明日の2校時目だ」
そんな会話を上の空で聞きながら、あの女がこれ聞いたらどう思うんだろうか、と意味不明なことを自分で考えていた。
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