更生係の憂鬱生活



『はぁ…』 


清の毒舌っぷりに落ち込みながら、放課後を迎えた。


ー「俺のやり方に指図するな、地味女」


思い出すたびに、メンタルをえぐられそう。

もはやトラウマだよね。

女嫌いすぎるだろ、過去に何があったんだよ。


鞄を肩に掛け、トボトボ歩いて下駄箱まで辿り着いた。
 
その際、5、6人の男子生徒が通り過ぎていった。


「BLAZEに調子づかせてたまるかよ」

「目に物見せてやる」

「あんな奴らいなくなればいい」


…ん?

微かに聞こえてきた会話に違和感を覚えた。


今の…BLAZEに対する不満の声じゃないか?

立ち止まって振り返るも、向こうは私に聞かれていたことに気づいていない様子。


…まぁ、あの人達のことだからアンチ軍はいて当然(?)だろうけど。

思ったより敵多そうだなぁ、大丈夫かな?

あくまでも、私は更生係だからアンチ軍にまで近づく必要はないんだけども。


かといって放っておくのも、何だか嫌な予感がした為、帰ろうとしていた足を逆向けた。




ー…これが、波乱を招くとも知らずに。