最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 それはそれで、合ってるとは思うけどね。

 ……というかもう、教室に戻っていいよね?

 話は結局よく分からなかったけど、話は多分終わったと思う。

 ここで空衣と喧嘩してる場合じゃないし、早く敵のフィールドから逃げたい。

「僕もそろそろ戻るよ。本当は来る気なかったし。」

 神々に遅れを取るわけにはいかないから、ここで時間を食いたくない。

 大きなため息を吐きながら生徒会室を出ようと、扉に手をかける。

「待て。」

「……何?まだ何かあるの?」

 その時、空衣におもむろに呼び止められた。

 って、何で今呼び止めるの。もう帰りたいんだけど。

 帰りたいオーラを出しながら、睨みつける勢いで後ろを振り返る。

 でも僕の視界に映った空衣は……驚くほど神妙な面持ちをしていた。

 ……何?何で、そんな表情してるの?

 その表情に、何事なのかと一瞬焦る。

 今更何の用?さっきで話は終わったんじゃないの?

 嫌な雰囲気を感じ取りながらも、空衣をきつく見つめる。

 それと同じようなタイミングで、神妙な表情のまま空衣は重たそうに口を開いた。