できることなら、教えてほしい。
だけどやっぱり、神々はフルシカトして生徒会室を出ようとした。
……まさか、言えないくらいヤバい事が起こってたって言うの?
「ちょっと神々、教えてくれるだけならいいでしょ?待ってよ。」
「神菜の許可なしじゃ言えない。お前らに協力を仰いだのは、神菜の安全の為だ。それ以上でもそれ以下でもない。」
地を這うような声で言い放たれ、ぐっと言葉に詰まる。
神々が言ってることは正しい。
当事者が神菜なら、本人の許可がないと口外できない。
それが神菜の精神や生活に影響のあるものなら、余計に。
神々はそれを分かった上で、僕たちに協力を仰いできたんだ。
本当なら他組織に協力を仰ぐ事は、普通ならしない。しかも代表が。
つまり神々にとって神菜は……想像ができないほど大事な存在になっているって事。
他人と関わる神々が自分から動くという事も相まり、その線が濃くなる。
神菜が大事なのは僕も同じ。きっと空衣も。
「でも少しくらい、教えてくれたって……」
だけどやっぱり、神々はフルシカトして生徒会室を出ようとした。
……まさか、言えないくらいヤバい事が起こってたって言うの?
「ちょっと神々、教えてくれるだけならいいでしょ?待ってよ。」
「神菜の許可なしじゃ言えない。お前らに協力を仰いだのは、神菜の安全の為だ。それ以上でもそれ以下でもない。」
地を這うような声で言い放たれ、ぐっと言葉に詰まる。
神々が言ってることは正しい。
当事者が神菜なら、本人の許可がないと口外できない。
それが神菜の精神や生活に影響のあるものなら、余計に。
神々はそれを分かった上で、僕たちに協力を仰いできたんだ。
本当なら他組織に協力を仰ぐ事は、普通ならしない。しかも代表が。
つまり神々にとって神菜は……想像ができないほど大事な存在になっているって事。
他人と関わる神々が自分から動くという事も相まり、その線が濃くなる。
神菜が大事なのは僕も同じ。きっと空衣も。
「でも少しくらい、教えてくれたって……」

