「分かってるなら何で、栞を敵にあげちゃうの?それでも栞が好きなの?」
「これは僕の問題です。いくら会長であっても、あなたに口出しされたくありません。」
天も創もヒートアップして、このままだと収拾がつかなくなりそう。
二人は栞が生徒会に来なくなった理由を……知っていると分かる。
知らなかったらここまで言い合いできないだろうし、そう考えつくのが妥当。
でも今は、そんな呑気に考えてる場合じゃない。
「二人とも、喧嘩は止めて。ここで大乱闘起こされても困るんだけど。」
とりあえず二人の喧嘩を止める為に、立ち上がって声をかける。
今の状態だと、本当に魔術戦闘が起こりそうで怖い。
しかも二人とも魔術の腕はいいから、戦闘の後片付けが面倒。
それに、学校内で問題を起こしてほしくない。大体の尻拭いは俺がしてるんだから。
ため息を吐きながら二人の間に割って入ると、天が俺の腕を掴んだ。
「夕弥はどうして止めるの?創は敵に塩を送る以上の事をしたんだ。なのにここで止めるなんて、それでも夕弥は栞のことを想ってるの?」
「これは僕の問題です。いくら会長であっても、あなたに口出しされたくありません。」
天も創もヒートアップして、このままだと収拾がつかなくなりそう。
二人は栞が生徒会に来なくなった理由を……知っていると分かる。
知らなかったらここまで言い合いできないだろうし、そう考えつくのが妥当。
でも今は、そんな呑気に考えてる場合じゃない。
「二人とも、喧嘩は止めて。ここで大乱闘起こされても困るんだけど。」
とりあえず二人の喧嘩を止める為に、立ち上がって声をかける。
今の状態だと、本当に魔術戦闘が起こりそうで怖い。
しかも二人とも魔術の腕はいいから、戦闘の後片付けが面倒。
それに、学校内で問題を起こしてほしくない。大体の尻拭いは俺がしてるんだから。
ため息を吐きながら二人の間に割って入ると、天が俺の腕を掴んだ。
「夕弥はどうして止めるの?創は敵に塩を送る以上の事をしたんだ。なのにここで止めるなんて、それでも夕弥は栞のことを想ってるの?」

