最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 やっぱりみんな、新さんのことが大好きなんだ……。

 傍から見ても分かる通り、三人は新さんを慕っているように見える。

 だから自然と、そんな結論に行きついた。

「栞、また明日ねっ!」

「うん、三人ともバイバイっ。」

 新さんとのお話が終わったのか、三人は寮があるほうへと向かって行った。

 その姿を見送ってから、新さんの言葉に頷く。

「……神菜、帰るか。」

「ふふっ、はいっ。」