最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ……新さんへの好きが、伝わってなかったからだと。

 だからさっきも、キスをお願いしてきたのかもしれないし……新さんを不安にさせているのは、私だ。

 自意識過剰、考えすぎだと思われそうだけど、私にはそうとしか考えられない。

 新さんは普段から「好き」や「愛してる」と言葉を言ってくれる。

 恥ずかしくて私にはそんな事言えないけど、新さんを不安にさせたくない。

 今も、どうして私を好きになってくれたのか本当のところはよく分からない。

 私には飛びぬけた才能もないし、何か魅力があるわけでもない。

 だからいつか……愛想を尽かされてしまうんじゃないかって、不安になる。

 新さんも、私があんまり自分から言わないから、心配に思っているのかもしれない。

 だったら私は……ちゃんと愛を伝えなくちゃ。

 新さんだけが、大好きですって……。

「新さん。」

「ん?どうし……っ!?」

 小さな声で新さんを呼んで、私と視線を合わせる。

 その隙をついて私は、新さんの唇に……キスをした。