最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「顔が真っ赤だぞ。頼むから、これ以上可愛くならないでくれ。」

「……っ!」

 か、可愛いわけないのにっ……!

 新さんはお世辞を言うのが、凄く上手だ。

 さらに私の顔を真っ赤になり、新さんに抱き着いて顔を隠す。

 こんなだらしない顔、見られたくない……。

 今の私の顔はきっと、頬がめちゃくちゃに緩んでしまっていると思う。

 だから隠して、新さんに見られないようにしたのに……。

「どこまで可愛ければ気が済む?俺の心臓を破壊する気か。」

「そ、そういうわけじゃっ……!」

 新さんにひょいと抱き上げられて、バックハグ状態に戻される。

 こ、この体制何かと恥ずかしいのに……。

 新さんは恥ずかしくないんだろうか……と、毎回疑問に思う。

「この前、Zenithや生徒会の奴らと何を話してたんだ?」

 うーんと唸り始めたタイミングで、新さんが不思議そうにそう聞いてきた。

 あっ……そういえば、新さんに入ってなかったもんね。

 こんな事言って新さんを困らせないかと心配になったけど、新さんには隠し事も嘘も吐きたくない。