「新さんのこと、大好きなのでっ……。」

 自分の気持ちを伝えて、新さんを抱きしめ返す。

「でも何か、お詫びさせてください。私が新さんを嫌な思いにさせてしまったのは、事実なので……。」

 そうしないと、罪悪感が拭いきれない。

 新さんのことだから、気にしないで良いとか言いそうだけど……流石にそれは、ダメだと思う。

 お願いです!という気持ちを込めて、じっと新さんを見つめる。

 そうすると、新さんは何かを考えながらもこう口にしてくれた。

「なら……休日はずっと、俺に甘やかされててくれ。」