最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 新さんに、幻滅されちゃったかな……。

 もっと彼女だって自覚持たなきゃって、分かってたはずなのに……。

 ごしごしと自分で涙を拭おうと、一生懸命に手を動かす。

 でも……新さんは変わらず、私の涙を優しく拭ってくれた。

「腫れるって、いつも言ってるだろ。」

 その声は怒っているようなものではなく、いつもの優しい新さん。

 そんな優しすぎる新さんに、きゅっと唇を引き結んだ。

 新さんに優しくされる権利なんか、私にはないのに……。

 私は新さんにとって嫌な事をしちゃった、ダメな彼女なのに……。

 マイナスな方向ばかりに考えてしまい、涙がかさを増してくる。

 泣いちゃダメ、そう分かっているほど泣いてしまう。

 ……そう思った途端、新さんが私を優しく抱き上げた。

 えっ……?

 そしてそのまま新さんの部屋までテレポートして帰ってきて、ソファの上に座らされる。

「泣くなって言っただろ?お前が泣いてると、こっちも悲しくなる。笑ってくれ。」

 私と視線を合わせてくれた新さんは、諭すように言ってくれる。