最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 だけどすぐに我に返って、みんなに声をかけた。

「とりあえずみんな、教室行こう?」

 ここにいたら、他の人の邪魔になっちゃうから……教室に行かないと。

 ある程度の声で恐る恐るそう言うと、三人とも我に返ったようにいつもの表情に戻った。

「そ、そうだな。じゃあ行くか。」

「うんっ!新さん、では失礼します。」

「あぁ。三人とも、神菜のこと任せたぞ。」

 新さんはそう言うと、心配そうにしながらも階段を上がっていった。

 その背中を見送りながら、三人についていこうとする。

「あ、あの……!」

 教室に向かおうと歩き出したと同時に、後ろから女の子に声をかけられた。

 驚いて振り返ってみると、視界には頬を赤らめている女の子たちが入った。

 その女の子たちは何かを言いたそうにしていて、恥ずかしそうに私から視線を逸らしている。

 どうしたんだろう……?

「えっと……どうかしましたか?」

 声をかけられるなんて思ってなかったから、驚いたまま尋ねてみる。

 そうすると女の子たちの中の一人が、意を決したようにこう口にした。