最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ど、どうしよう……あんまり目立ちたくないのに……。

 完全に萎縮してしまって、気配を消すように肩を縮こませる。

 ひそひそされてる気もするし、なんだか怖い……。

 そう思いながらも無事に昇降口に着き、校舎の中に入った。

 靴を履き替え、いつものように階段で新さんと別れる。

 その時、明李君の声が背後から聞こえてきた。

「か~ん~な~!」

「へっ……わっ!あ、明李君、おはようっ!」

「おい、抜け駆けすんな!」

「明李君、早いよ~!」

 いきなり明李君に大きな声で挨拶され、大きく肩を震わせてしまった。

 その後に疾風君と和向君の声も聞こえて、慌てて挨拶をした。

「疾風君と和向君も、おはようっ!」

「……ヤバすぎだろ。」

「破壊力、ありすぎだね~……。」

 あ、あれ……?

 ただいつものように挨拶しただけなのに、何故か二人とも顔が真っ赤になっている。

 それに気付かなかったけど、明李君も頬を赤らめたまま硬直していた。

 さ、三人とも何で赤くなって……?

 頭にはてなマークが浮かんできて、首を少しだけ傾ける。