最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 だからこれらは、処分しよう。

 拘束道具は全て捨てて、ちゃんと正々堂々と神菜を奪う。

 略奪愛だか何だか知らないけれど、僕はもう決めた。

 卑怯な手なんか、もう使わない。

 魔術にも頼らないし、伝手を使う事もしない。

 自分の実力で、結果を生み出さないと。

 これからは心を入れ替えて、神菜にこれでもかとアピールする。

 生徒会やAnarchy、Zenithには謝罪しておかないといけないけれど。

 今回の件で相当迷惑かけたから、勘当もあるかも。

 いや……父さんを脅していたって事もあるし、勘当どころじゃ済まないか。

 それでも、そうなったら受け入れるしかない。

 罪は償わないと、神菜の隣に立てないし。

 神菜はそういう曲がった事が苦手だから、僕への好感度も地の底だと分かっている。

 ……分かっているからこそ、自分のものにしたい。

 こう思う時点で、僕は救いようのない奴だと思う。

 実際、これ以上は擁護ができない。

 もう馬鹿な事はしない。同じ過ちを繰り返さない為に、自分に厳しく生きる。