最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ふふっとこらえきれず笑っていると、神菜がこう口にした。

「殺戮魔術に気付けなくて、事前に止められなくてごめんなさい。」

 神菜が謝る必要なんてないのに……。

 仲直り、だなんて……どうしてこうも、優しいんだろう。

 本当に、心配になるほどお人好し。

 だから僕みたいな、こんな愚か者に好かれるんだよ。

「僕のほうが……!世界規模の事が起きるなんて知らなかったとはいえ、召喚してしまって……申し訳ありませんでした……!」

 敬語を忘れず、しっかり誠意を込めて謝る。

 今でも、後悔をしている。

 どうしてあんな事をしてしまったのか、どうして確認をしなかったのか。

 過去の自分を悔やまずにはいられずに、静かに下唇を噛み締める。

 そうしていると神菜は、僕に背を向けて帰ろうと身を引いた。

「創さん、また学校で会いましょうね!では、失礼します。」

「待って、ください……!」

 もう、帰ってしまう……?

 咄嗟に神菜を腕を掴むけれど、あの人の存在に気付く。

「神々……か。」

「人の彼女に勝手に触るな。特にお前は。」

 嫉妬心独占欲爆発寸前の神々が視界に入り、見えないであろう火花を散らす。