最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「地味女のくせに、戌待君たちの傍にいて良いと思ってんの?」

「ちょっと!神々様の耳の届いたら、あたしたち処分対象になるよ!」

 ううっ、肩身が狭い……。

 少しはこの学園に馴染めてきたかなと思ってたけど、そうでもなかったみたい。

 球技大会があったから打ち解けているとは思うんだけどな……。

 今はお昼休憩だということもあって、廊下にはたくさんの生徒が行き来している。

 こ、こんな地味子がいてごめんなさいっ……。

 視線も多くて、できるだけ目立たないように移動する。

 だけど歩いていると人がだんだんと少なくなってきて、人気の少ないところで三人が足を止めた。

「ここだよ~。」

 和向君がにこにこと笑顔を浮かべながらそう教えてくれ、三人の視線を追う。

 あっ……ここがAnarchy室……。

 視界には金文字で“Anarchy”と書かれているアンティーク調の扉が映った。

 思っていた何倍も豪華で、理事長室同様お金がかかっていると思う。

 そういえば……Zenithのお部屋もあったような……?