最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 だから、今凄く舞い上がりそう。

「新さん、行きま……!?」

「だから可愛い事言うなって、言っただろ。」

 いつものように部屋に向かおうと、新さんに声をかけた……時だった。

 ぎゅっと優しく抱きしめられて、顔が真っ赤になる。

 きゅ、急には……心臓に悪いですっ……。

「あ、新さんっ……ここ、外ですよっ……!」

 もし人が来ちゃったら、見られちゃいます……!

 そんな事になったら恥ずかしすぎて、死んじゃいそうだ。

 何とかして離してもらおうと、頑張って身をよじる。

 だけど新さんの力は強くなる一方で、離してくれる気配がなかった。

「もう少しだけ、こうさせてくれ。」

 小さな声でそう言われてしまい、うっと言葉に詰まる。

 新さんにはわがまま聞いてもらったから……これくらいなら。

「す、少しだけ、ですよ……?」

 流石に長い時間は無理だから、事前にそう言う。

「分かっている。」

 またわがままを言った私に、新さんはそう言って優しく頭を撫でてくれた。

 は、恥ずかしい……けど、嬉しくなってしまう。