最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 たまにこうやって見えないはずの火花が見える時があるけど……不思議だなぁ。

 どういう原理で見えているんだろう……?

 創さんと新さんに挟まれ状態で、呑気にそんな事を考える。

 だけど次の瞬間に新さんは私の手を引いて、創さんに背を向けた。

「待っ……!まだ話は終わってませんよ!」

「こっちは終わった。あまりここにいたくない。」

 創さんの叫びに、新さんは真顔で淡々と返している。

 もう帰ろうとしている新さんに私も頑張って着いていき、創さんに手を振った。

「えっと……そ、創さん!また学校で会いましょうねっ!」

 言い残すように早口でそう言い、新さんに連れられるまま寮を出る。

 そ、創さんを置いてきても、良かったのかな……?

 そんな心配も浮かんできたけど、新さんの行動を不思議に思う。

 成り行きで寮を出たけど……新さん、もしかして怒ってるのかな。

 私が何か新さんにとって嫌な事をしたから、新さんが何も言わないのかもしれない。

 でも、どうやって声をかければ……。