最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 まぁ……私の未熟さが原因だとは、思うけど……。

「……神菜さん、お人好しすぎです。」

 そして何故か、創さんは愉快そうに微笑んでいる。

 だけど久しぶりの創さんの笑顔に、ほっと息を吐く事ができた。

 良かった、創さんやっと笑ってくれた……。

 さっきまでは屍のように無表情だったから、笑ってくれて安堵する。

 やっぱり笑顔は、人を幸せにしてくれる。

 そんな事を再確認して、私は謝罪の言葉を口にした。

「殺戮魔術に気付けなくて、事前に止められなくてごめんなさい。」

「僕のほうが……!世界規模の事が起きるなんて知らなかったとはいえ、召喚してしまって……申し訳ありませんでした……!」

 慌てたように口に出した創さんに、私も頬が緩みそうになる。

 よし、これで仲直りはできたよね。

 真実も知れた事だし、私はそろそろお暇しよう。

「創さん、また学校で会いましょうね!では、失礼します。」

「待って、ください……!」

 帰ろうと立ち上がって踵を返したと同時に、創さんに腕を掴まれる。