最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「だ、大丈夫ですかっ、創さんっ!」

 扉から姿を見せた創さんは、驚くほどやつれていた。

 隈もあって、ご飯をまともに食べていないように見える。

 こんな短期間に……何があったんだろう。

 創さんは今にも倒れてしまいそうで、凄く脆いと思う。

 だけど創さんは私を見た瞬間、瞳に光が戻り勢いよく玄関に座りこんだ。

「申し訳、ありません……殺戮魔術を召喚したのは、僕です……っ。」

 か細いながらも、真実を教えてくれる創さん。

 その時、私の心の中で確信がつけた。

 ……やっぱりこの人は、悪い人じゃない。

 私もしゃがみ、創さんと視線を合わせる。

 創さんがこれ以上暗い気持ちにならないように、小さく口角を上げた。

「謝らないでください。私はただ真実を知りたかっただけで……あと、これも渡したくて。」

 そう言いながら、私はポケットから復元した守護ストーンを渡す。

 これが壊れた時からずっと、創さんに返したいと思っていた。

 これは、創さんのものだから。

 創さんの手に乗せて、私は魔術をかけた。