最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ど、どうしてみんな喧嘩しちゃうのっ……!?

 みんなには仲良くしてほしいって思ってるのに、どうしてバチバチしちゃうのかな……?

「危ないから喧嘩はダメっ!」

 心の隅でそう考えながら、私は三人の間に割って入って喧嘩を止めた。



「では授業を終わります。」

 先生の言葉によって、クラスメイトは一気にぐだーっと脱力している。

 いつもなら私ものんびりしているところだけど、今日はそう言ってられない。

「行くか、栞。」

「あっ、うんっ!」

 疾風君に声をかけられて、私はお弁当を持って立ち上がった。

 移動中は明李君は抱き着いてこないけど、私にぴったりとくっついている。

 和向君も周りを気にしながらも自然な素振りで歩いていて、心が温かくなっていった。

 みんな、守ってくれてるのかな……。

 自意識過剰だと言われそうだけど、ここまで徹底されたらそう思ってしまう。

 それに……新さんが言ってくれたんだと思うから、尚更。

 でもやっぱり、三人といると視線を感じる。

「あの女、いつも三トップを侍らせてるなんて……オタサー姫気取りかしら。」