最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「はいっ!行ってきます!」

 大きな声で新さんに返事をして、インターホンに手を伸ばす。

 新さんは少し離れたところで、私を見守ってくれている。

 ここまでついてきてもらったんだから、ちゃんと創さんとお話をしないと。

《……誰、ですか?》

 少し待っていると、創さんのか細い声がモニター越しに聞こえてきた。

 創さん、この前までの声と違う……。

 今にも消え入りそうな小さな声で、心配に思ってしまう。

 大丈夫、なのかな……。もしかして、何かあったんじゃ……。

 それを確認するためにも、息を整えてからモニターに向かった。

「創さん、神菜です。私と一度、お話をしてください。」

 創さんが断ったとしても、諦めるわけにはいかない。

 私には……魔術師として、最後まで片付ける義務があるから。

 私がそう言い終えると、次の瞬間インターホンが切られ、扉がゆっくりと開かれた。

 あ、開いたっ……創さん……?

 扉が開かれた事に安堵していたけど、私は目の前にいる創さんに驚く事になった。