最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 もっともっと頑張って、新さんに釣り合うような人になりたい。

 にこっと笑顔を浮かべて、新さんに笑いかける。

 ……あ、あれ?

 その途端新さんは苦しそうに顔を歪め、小さく呟いた。

「外でそんな可愛い事を言うな。今すぐ抱きしめたくなる。」

「へっ……?」

 か、可愛い事なんか、言ってないのにっ……!

「い、言ってないですよ……?」

「……可愛すぎだろ。」

 そう反論してみるも、新さんは苦しそうな顔をしているまま。

 え、ええっ……わ、私、何かしちゃった……?

 新さんの顔を見て、私は慌てふためいておろおろしてしまう。

 ……あっ、そうだ。

 どうしたらいいか悩んでいた時、昨日考えていた事が頭に降ってきた。

 そういえば、あの事を聞いてみないと……。

 新さんにはもう余計な心配をかけないように、極力隠し事はしたくない。

「新さん。」

 意を決して口を開き、新さんを呼ぶ。

「どうしたんだ?」

 新さんはさっきの苦しそうな表情はもう浮かべていなくて、不思議そうにしている表情に変わっていた。