最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 優しい声色でそう言われて、涙腺が緩みそうになる。

 泣いちゃい、そうだ……。

 鈴香さんはこうやって、辛い時慰めてくれた。

 私にとって鈴香さんはお姉ちゃんのような人で、本当に大好き。

 でも鈴香さんも……私を責めてはくれなかった。

 みんな、人が良すぎる……。

「りんか、さん……っ。」

《泣かないの~、ほんっと可愛いんだから。》

 小さな涙の粒がたくさん流れてきて、我慢ができなくなって泣いてしまう。

 震えた声で鈴香さんを呼べば、また慰めてくれる。

《神菜ちゃん、本当に心配しなくていいから。こっちの事はこっちで何とかするし、手続きも済ませておく。神々の御曹司君に幸せにしてもらってね!神菜ちゃんに何かあったら私、どこでも駆けつけるから!》

「……ふふっ、ありがとう、ございますっ。」

 もう政府と関わる事はないだろうけど……鈴香さんとは定期的に会いたい。

 その時、鈴香さんが何かを思い出したようにふっと笑った。

《そういえば私、この前神々の御曹司君とあったけど……神菜ちゃん、愛されてるね~。神菜ちゃんと神菜ちゃんのご両親の生活を保障してくれるなんて。》