最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 そう思っても意味ないと分かっていながらも、液晶画面をタップする。

《あっ、良かったぁ……神菜ちゃん、出てくれた~!》

「り、鈴香さんっ……!」

 電話越しから聞こえた、柔らかい鈴香さんの声に緊張していた気持ちが消える。

 でもどうして今、鈴香さんが連絡を……?

「鈴香さん、どうしたんですか?」

 もしかして、政府で何かがあったんじゃ……。

 今日の事もあり、そんな方向へと考えが傾く。

 もし何か嫌な情報だったら、覚悟しなきゃ……!

 そう思って身構えたけど……鈴香さんは嬉しそうな声色で、興奮気味に口にした。

《神菜ちゃん、今日聞いたけど契約解除できたんだって!?良かったねっ、やっと政府から解放されて!》

「や、やっぱりもう知られてるんですね……。」

 今日起こった事なのに、こんなに情報が回るのが早いなんて……流石政府。

 妙な事に感心しながら、続けて話す鈴香さんに耳を傾ける。

《近いうちに契約解除通知書を送るから待ってて!あと、神々家の御曹司と……付き合ってるんだって?》