「私……寮に入っても、良いんですか?」

「あぁ。」

 確認するようにそう言えば、迷いなく肯定してくれる。

 肯定の言葉と共に、新さんは私に優しい眼差しを向けてくれた。

 優しい……というよりかは、嬉しいといったもの。

 でも、迷いなくそう言ってくれて、私の中でようやく決心がついた。

 新さん、私をまた助けてくれて……ありがとうございますっ。

「私、新さんと一緒の寮に入りたいですっ!」