最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 な、なるほど……確かに考えてみれば、そうかもしれない。

 家賃を毎月払えるくらいの余裕は今はないし、寮で暮らせば変装をしなくても済む。

 どうせ生徒さんたちにはバレているから、隠す必要はない。

 それでもまだ、気にかかる事はある。

「あの……私の情報とかって、世間に流れてませんか……?」

 盲点だったけど、情報が洩れていたら迂闊に変装を外せない。

 生徒さんたちにバラされても困るし、どうすれば……。

 ……こんな事聞いても、新さんを困らせるだけだ。

 そう思ったのに、新さんは今の状況を細かく説明してくれた。

「情報は神々家の権力を使用しているから、外部に洩れてはいない。生徒たちにも情報を洩らさないように言っている。マスコミや政府関係者が来る事もないから、今は学園内が一番安全だ。」

「そ、そうだったんですね……良かった……。」

 新さんの言葉に、大きく安堵の息を吐く。

 じゃあ学園内で変装を取っても、安全だって事だ。

 だったらやっぱり、寮生活のほうが良い気がしてきた。