最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 注目されるのはやっぱり、あんまり好きじゃないな。

 机に肘をついて、ぼんやりとそう考える。

 ……政府のほうって、どうなったんだろう。

 ふと疑問が脳裏をよぎってきて、うーんと唸って考える。

 その時、生徒手帳が通知を知らせる音を鳴らした。

 わっ……こんな急に、何だろう?

 何となく誰が送ってきたのかは分かっているから、私は一旦教室を出て生徒手帳を確認した。

 予想通り、理事長から、か……。

 理事長が連絡してくるなんて……正直、嫌な予感しかしない。

 だけどもし、何か大事な事だったらダメだから……怖いけど、見るしかない。

 私は一呼吸おいてから、メールの文章を読んだ。

《神菜さん、今日の昼に理事長室に来てくれないだろうか。》

 送られてきたのは短い文章だけど、内容を把握する事は十分できた。

 理事長室に来てって……絶対にこの前の騒動の事、だよね。

 確信を持っているからこそ、怖いと思ってしまいそうになる。

 何を言われるか、何が起こるか分からない恐怖が、苛んできそうになる。