最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「正直まだ信じられないが……まぁ、お前がそう言うならそうなんだろうな。」

 皐月君、成生さん、咲空さんも……。

 もう、何でっ、そんな優しいのっ……?

 胸の辺りがジーンとして、ぎゅっと後ろで手をつねる。

 い、痛いっ……。

 泣くわけにはいかないからつねってみたけど……い、意外と痛かった。

 ううっ、馬鹿な事したなぁ……。

 そんな考えをぼんやり抱きながらも、言葉を言おうと口を開ける。

 ……だけどそれと同じタイミングで、Anarchy室の扉が勢いよく開かれた。

「ごめんね、お邪魔させてもらうよ。」

 そう言いながら入ってきたのは、物凄く疲れたように笑みを浮かべる天さんの姿。

 そして後ろには夕弥さんたちもいて、心配そうに眉の端を下げていた。

 そっか……生徒会の皆さんにも、言っておかなきゃ。

 創さんの勧誘で入った生徒会。その中で生徒会の皆さんにもたくさん助けてもらった。

「おい、勝手に入ってくるなよ。」

「ごめん、すぐに出ていくから。」

 翔葉さんの呆れに、夕弥さんがそう対応している。